医療法務
入院施設を持つ病院から医師1名のクリニックまで、また地域としては北海道から関西まで、幅広く対応しております。
患者様への対応、医院経営、医師やスタッフの労務問題など、医療機関の運営にはさまざまなトラブルが付きものです。院長以外の医師の方や事務局とも連携して、総合的な解決を図ります。ささいなトラブルも、お気軽にご相談ください。
医療機関のトラブルは多岐にわたるため、必要な場合には、税理士・社労士、他の弁護士等と連携して、困りごとを確実に解決に導きます。
スタッフの攻撃的な言動を面談によって改善した事例
スタッフの1人が周囲に対して攻撃的な言動をしているようだ。他のスタッフに「そんなこともできないの?」「あなたに教えても無駄」などきつい言動を繰り返すため、診療の際にスタッフ間の連携が取れず業務に支障が出ている。自分はその現場を見たことがなく、むしろ頼りになるスタッフだと思っているが、当該スタッフが理由で退職を希望するスタッフも出てきた。
未払いの治療費を回収した事例
ペットの入院・手術を行った後、飼い主が「治療費は後日払う」と言ってペットを連れ帰ってしまった。その後来院も連絡もなく、スタッフが電話をかけてもそのうち払うと言って無視されている。手紙を送っても支払いがないため、治療費を回収してほしい。
特定のスタッフに要求を繰り返す患者への対応を行った事例
ある患者が来院のたびに特定の受付スタッフに対して、「待ち時間が長い」「駐車場が遠い」「自分だけは診療時間外に対応してほしい」など、さまざまな要求を繰り返している。院長が要求には対応できないことを説明しても、長時間にわたり受付の前で要求を繰り返すため、スタッフや他の患者への影響が心配である。
医療系の人材紹介業者から高額な解約料を請求された事例
登録料無料といううたい文句の医療系人材紹介業者から勧誘を受けて登録したところ、無料期間を過ぎたとして月額の登録料の請求が来た。必要がないので解約したいと伝えると、解約の際に1年間分の登録料を払う契約になっていると言われて、高額な解約料を請求された。
ミスはなかったものの、獣医師が謝罪をしたことで損害賠償を請求された事例
高齢の猫の腫瘍摘出手術を行ったが、手術後に衰弱して死亡してしまった。手術自体にはミスはなく、当初より死亡のリスクは伝えていたが、悲しむ飼い主を見かねて、「当院の力不足で〇〇ちゃんを救えず、申し訳ありませんでした」という書面を獣医師のサインとともに書いて渡した。