医療系の人材紹介業者から高額な解約料を請求された事例

医院運営

医療系の人材紹介業者から高額な解約料を請求された事例

ご相談者
院長

中規模病院

スタッフ数 70名前後

ご相談内容

登録料無料といううたい文句の医療系人材紹介業者から勧誘を受けて登録したところ、無料期間を過ぎたとして月額の登録料の請求が来た。

必要がないので解約したいと伝えると、解約の際に1年間分の登録料を払う契約になっていると言われて、高額な解約料を請求された。

解決結果

弁護士が業者と交渉を行った結果、登録料や解約料を支払わずに済みました。

解決までの流れ

弁護士が介入し、業者に対して、無料期間が限定であることの案内や登録料・解約料の説明が不十分だったこと、高額な解約料は不当であることなどを伝えたところ、業者から、支払いは不要であるという返答が来ました。

弁護士のコメント

院長は当初、無料期間があることに気がつかなかった自分にも責任があると言って、解約料を支払おうとしていました。

しかし、経緯や契約内容を確認したところ、無料期間の説明はなく、形式的に契約書にサインはしていましたが、解約の条項の説明がなく、条項自体も小さい文字で書かれているなど、当初から解約忘れを狙った契約と思われました。
また、たまたま院長が無料期間の終了が近い時期に業者に連絡を取ろうとしたところ電話がつながらなかったなど、不審な対応も見受けられたため、交渉を行うことになりました。

インターネットで当該業者の口コミや評判を見ると、同様の被害報告が多数あり、無料をうたい文句に登録料や解約料を払わせる手法と思われます。
こういった業者は弁護士が介入すると請求を取り下げることが多いため、長期化せず解決することができました。