スタッフの攻撃的な言動を面談によって改善した事例
スタッフの攻撃的な言動を面談によって改善した事例
ご相談者
院長
小規模クリニック
スタッフ数 10名以下
ご相談内容
スタッフの1人が周囲に対して攻撃的な言動をしているようだ。
他のスタッフに「そんなこともできないの?」「あなたに教えても無駄」などきつい言動を繰り返すため、診療の際にスタッフ間の連携が取れず業務に支障が出ている。
自分はその現場を見たことがなく、むしろ頼りになるスタッフだと思っているが、当該スタッフが理由で退職を希望するスタッフも出てきた。
攻撃的な言動があるか調査し、どうしたら退職者を出さずに済むか教えてほしい。
解決結果
面談を行い、当該スタッフの業務を見直したところ、攻撃的な言動が収まり、スタッフの退職を防ぐことができました。
解決までの流れ
あるスタッフの言動で周囲に悪影響が出ているという相談でした。
院長は当該スタッフを頼りにしていましたが、他のスタッフからは当該スタッフが怖い、一緒に働けないといった申告があったため、対応に困り相談がありました。
依頼を受けた弁護士が当該スタッフを含む全スタッフと面談を行ったところ、当該スタッフにきつい言動があったことは認められたものの、その言動の一要因として、当該スタッフの業務過多があることが推測されました。
そこで、院長に報告を行い、当該スタッフの業務分担を見直し、当該スタッフにも発言に気をつけるように注意をしたところ、スタッフ間の関係はかなり改善されました。
その結果、すぐに退職者が出る状況を回避することができました。
弁護士のコメント
医療機関では、内部の人間関係が悪化することにより、診療そのものに影響が出てしまうことがあります。
特に小規模なクリニックの場合には影響が大きくなるため、早期の対応が必要です。
問題のスタッフが退職するだけでは改善しないケースも多いため、弁護士が調査を行うことで、根本的な原因を見極めることができます。