突然の一斉退職を防いだ事例
突然の一斉退職を防いだ事例
ご相談者
事務長
歯科医院
スタッフ数 20名前後
ご相談内容
勤務している受付スタッフ、歯科衛生士の大半が一斉に退職を申し入れてきた。
全員が退職してしまうと診療が立ちいかなくなってしまう。
解決結果
弁護士の指導のもと院長と事務長が面談を行い、一斉退職を防ぐことができました。
解決までの流れ
院長と事務長が面談を行ったところ、スタッフのうち1名が歯科医院についての不満を周囲に話し、「みんなで辞めよう」と呼びかけていたことがわかりました。
当該スタッフの不満は、シフトの融通が利かないことや、有休を取りにくい状況に原因があったため、すぐにその状況を改善するとともに、改善したことを全スタッフに周知しました。
また、家庭や体調といった個別の状況を聞くシステムがなかったため、定期的な面談の機会を設けて、働きやすい職場環境を整えたことで、一斉退職を防ぐことができました。
弁護士のコメント
医療従事者は転職が容易なため、どちらの医療機関も、長く安定して勤務できるスタッフの確保に苦慮しています。
その中でも一斉退職、大量離脱の問題は多く、当事務所でも何度も対応しています。
退職者が理由を正直に話すことは少ないため、一斉退職が起きてしまった後も原因がわからないままになってしまうケースもあります。
全員が同時に退職してしまう背景を調査し、改善することで、離職を防止できるだけでなく、長期的なクリニックの経営改善も見込めます。
弁護士が表立って対応することは避けたいというご要望がある場合は、面談、調査のアドバイスも行っています。