妻から請求された婚姻費用の減額に成功して早期に離婚を成立させた事例
妻から請求された婚姻費用の減額に成功して早期に離婚を成立させた事例
ご相談者
50代男性 会社員
妻:40代 パート
婚姻期間:26年
子ども:23歳
解決結果
月18万円の婚姻費用を12万に減額
6か月で離婚成立
事例と解決までの流れ
夫婦は長年不仲で、妻が家を出て別居を始め、弁護士を通じて月18万円の婚姻費用を請求してきました。
夫は請求された通りの婚姻費用を支払っていましたが、収入に比べて高額ではないかと感じるようになり、当事務所に婚姻費用を減額したいと依頼しました。
弁護士が妻の請求内容を確認したところ、月18万円は夫の収入から算定される婚姻費用よりも高額で、さらに妻はパートをしていたのにそれを隠して収入をゼロ円と主張していることがわかりました。
妻の収入を調査したところ適正な婚姻費用は月12万円であることがわかり、妻の弁護士に指摘したところ、12万円で了承すると返答があり、婚姻費用を月6万円減額することができました。
妻は想定したよりも婚姻費用が減ったことで、離婚を希望するようになったため、財産分与を行った上で、6か月で離婚が成立しました。
弁護士のコメント
婚姻費用は、お互いの収入から算定されます。裁判所の作成した算定表がベースになりますが、実際に働いていなくても働く能力があること(稼働可能性)を考慮する、相手が自営業で生活費を一部経費にしている場合にそれを考慮するなど、考慮するべき要素は多数あります。適正な婚姻費用を知りたい方はぜひご相談ください。