遺言に名前がないことに怒った母親と交渉した事例

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遺言に名前がないことに怒った母親と交渉した事例

相談者

ご相談者

被相続人:相談者の父親

遺産:居住用不動産、賃貸用不動産、預貯金

解決結果

預貯金の一部と不動産の賃料収入を母親に与えることで合意

事例と解決までの流れ

相談者の父が亡くなり、生前に作成された公正証書遺言が見つかりましたが、相続人として名前があったのは相談者と妹の名前のみでした。
相談者の母は自分の名前がないことに怒り、親族に「息子たちが遺言を偽造した」などと悪口を言ったため、相談者と妹が困り、当事務所に依頼をしました。

当事務所は相談者の代理人となり、母と交渉を行いました。
長年父の看護をしてきたのに、その苦労が報われなかったと感じているという母の不満がわかったため、一部の預貯金やこの先の建物の賃料収入を母に与えることを提案して、合意に至りました。

弁護士のコメント

当初の相談内容は、母の悪口に悩んでいるという親族間の紛争についてでした。
話を伺ううちに、その原因には父の相続の問題が絡んでいることがわかりました。
母と連絡を取り、気持ちを聞き取り、それに沿った提案をすることで、親族間の紛争と相続の問題の両方を解決することができました。